僕ハ無窓ノ居室デ無限ノ虚構ヲ夢想スル

七生は躊躇することなく瓶に口をつけて麦酒をあおった。


まるで何かの生き物のように波打つ七生の喉元を、僕は黙ってみていた。




「はぁー、いいねやっぱり」


1/3程飲んだところで、七生は大きく息を吐き出した。


その目には、青い空が映っている。



「……いいのか?酒」


躊躇いがちに聞くと、七生は瓶を起き、芝の上にごろりと寝転がった。