僕ハ無窓ノ居室デ無限ノ虚構ヲ夢想スル

梅雨明けが宣言されたその日。


僕のもとへ七生から短い電話がかかってきた。




――ねえ、梅雨が明けて夏になったんだし。麦酒飲みたくない?






正直、どうかしてると思った。


見舞いに麦酒?


仮にも入院してる奴が言う言葉か?





だけど。



だけど。

会うたびに痩せていく七生。


長引く検査入院。