僕ハ無窓ノ居室デ無限ノ虚構ヲ夢想スル

僕が始めに聞いたのは、検査入院だった。


体調がすぐれなくて病院に行ったら、検査入院を薦められて――



七生はまるで心配ないよと明るく言った。


春浅い日の、研究室で。


窓から差し込む西日を浴びても、七生の顔色は少し悪かったように見えた。