僕ハ無窓ノ居室デ無限ノ虚構ヲ夢想スル

ブーケトスやら写真撮影やら、教会の前で参列者と慌ただしくイベントを終えたあと。



披露宴までの、僅かな時間。



そそくさと立ち去ろうとする父さんを、私は呼び止めていた。




「ちょっと、待って」

「なんだ?」


呼び止められた父さんは、少しだけ驚いた顔をしていた。



すぐに、母さんが持っていた筒を私に渡してくれる。




「……父さん、あのね。これ……」


そう言って私が父さんに渡したものは、青いリボンを結んだ、丸めた画用紙。