君を輝かせるのは私だけ。


インタビューが終わって、

色々済ませて、あおの部屋のドアをノックする。

開けてくれたのは、いつも通りあおの部屋にいるリサちゃん。

「あ、莉緒ー、宮本さん!」

「どーぞ!」

少し奥からあおの声が聞こえて、

「お邪魔します。」

中に入ると、リサちゃんとあおの二人だけ。

「渉は?」

「渉はもう終わってお風呂入ってるんじゃないですかね?渉探してました?」

「ううん、あおに用があっただけ。」

あおは首を傾げて、

「練習のことですか?」

と尋ねる。

「ううん、今日、落ちたでしょ?心配で。」

「あ!大丈夫でしたよ!すみません、わざわざ!」

あおは申し訳なさそうに言う。

「なんか、足の部分が一箇所壊れてたみたいでアンバランスになってたみたいです。まだ落ちたのが私でよかったですー」

あおが何かを探しながら今日のことを教えてくれる。

「あおでよかったなんて、言わないで。」

俺は椅子に座るあおの前にしゃがみ込んで、

あおの右足を出来るだけ優しく手に取る。

「こっち、だよね。靴下、いつもは長いの履かないのに。」

「祐真さん?」

「あお、俺あおが思ってる以上にあおのこと見てるからわかるんだからね。」

その言葉にあおは驚いた表情をして、

「…いつ?」

途中で切られたその言葉の続きは、

『いつ…気付いたの?』

だと思う。

「立った時、なんか痛そうだったから。」

靴下をゆっくり下ろすと、

少し腫れてるあおの足。