インタビュー中も邪魔にならない範囲であおたちが練習してて、
混ざりたい気持ちが増す。
淡々とインタビュー内容を答えていっていると、
大きな音がする。
「あおさん!」
立ち上がって音の方を向くと、
練習用の踏み台が横に倒れていて、
その横に倒れてるあお。
「あお!」
走り出した俺に少し遅れて、
「莉緒!」
健さんもつづく。
「いたたた…大丈夫です。すみません、中断させてしまって!」
あおが起き上がろうとする。
「頭打ってない!?動かなくていいから!」
慌てて支えて立ち上がるのを止めると、
「頭は打ってないですし、お尻が痛いくらいで…大丈夫です。すみません、ご心配をおかけして…」
よろよろと立ち上がるあおを支えると、
立ち上がった時少し顔を歪ませる。
「あお?」
「…いえ、大丈夫です。すみません、お騒がせしました。」
あおはいろんな人にお辞儀して謝って、
「渉、今日は残りビデオに切り替えようか、ごめんね。」
と声をかける。
「全然大丈夫です!あおさん平気?俺運びましょうか?」
渉の声に平気平気と言いながら片付けを進めるあお。
…すぐに駆け寄りたいのを抑えて、
インタビューの席に戻る。
「すみませんでした。続きお願いします。」
健さんも心配そうにしながら、
戻ってくる。
早く、早く終わらせてあおのとこに行こう。
仕事しないとあおが責任感じちゃうから、
終わらせて早く行こう。

