毎日本当に忙しい。
でも充実してる。
今日もいつもと同じように寝る前に勉強していると、
コンコンとノック。
…だれ?
扉を開けると、
祐真さん。
「…もう遅いですけど。」
「んー、ごめん。なんかいつも通りストレッチしたんだけど足が張ってて…」
その言葉に、慌てて、
「こっち来てください。」
と手を引いて、ベッドに座らせる。
「あ、リサちゃんまたいるの?」
ずっと私の部屋に通う彼女にそう言う。
「リサも疲れがあるだろうし、カメラだけ固定したら?って思うんですけど…」
「カメラは命と同じくらい大事だし、一瞬たりとも見逃したくないので!」
「って聞かなくて…まぁ力を抜きたくない気持ちもわかるので毎日こうです。」
「お邪魔してます!」
リサと私の会話に祐真さんは少し笑って、
「あお、よかったね。リサちゃんいい映像撮って俺に回してね。笑顔のとか!なんでも!」
「任せてください!」
なんて会話が頭の上で行われてる。
私は祐真さんが張ってるという足をしゃがみ込んで診ている。
「…祐真さん、自主練しました?オーバーワークじゃないですか?」
「え、んー、そんなにしてないよ!」
明らかに視線を逸らす彼。