君を輝かせるのは私だけ。



「…俺、バレー以外にこんなに興味あるの初めてなんだからね?」

片方のひじを立てて顎をのせて、

コテンと首を傾ける彼にあざとさしか感じない。

…可愛いですけど、すごく。

「そう…ですか。」

「冷たい!わかってない!」

まるで構って構ってと尻尾をふる犬みたいに、

隣でキャンキャンと吠える。

あれ。

「そういえば、祐真さんってそんなキャラでしたっけ?」

私の口から漏れた私の本音に、

おそらく耳を澄まして私たちの話を聞いてだであろう周りの人が吹き出す。

「祐真は、最初と全然イメージ変わるなよな〜」
「テレビだとさらにカッコつけ笑笑」

口々に周りから口を挟まれて、

祐真さんも少し恥ずかしそう。

「だって、周りが勝手にイメージ作るから、合わせてんの!ね、あお、どっちがいい?」

キラキラとした目で私の目を見ていう彼に少し笑みが溢れる。

「どっちでもいいですけど…犬みたいな祐真さんは新鮮で可愛いと思います。」

笑ったままいう私に、

「あおが可愛い。」

と会話が繋がらずにかえってきて、

「…会話になってないです。」

と返す。

「あー!笑顔をもうしまった、もっと笑っててよ。」

「祐真さん、しっ、始まりますよ?」

そんな私たちのやりとりに、

「祐真が手懐けられてる。」
「飼い主と犬。」
「珍しいな、あとでからかってやろ!」

と周りで交わされていた会話は私には全然届いてなかった。

…祐真さん危険だなぁ。

気をつけないと。

…気をつけないと惹かれてしまう。