君を輝かせるのは私だけ。



「何の夢なんですか?」

「プロのカメラマンになりたいんです!だから、あの、雑用をする代わりにオリンピックまで密着させてもらうことになりました!」

「ええ!すごい!」

「それでもちろんプロでも何でもないので、そんなテレビに出るものとかじゃないんですけど修行をしようと思って…蒼井さんについてまわってもいいですか?」

「え、私?」

どうして私なんだろう。

そう思ったのが顔に出てたのか、

「あの合宿で蒼井さんをみて意識が変わったんです!なので、お願いします。」

「面白いことも、特に変わったことも何もしないと思うけど…それでもいいのなら…」

彼女はすごい勢いで顔を上げてキラキラした顔で私を見る。

「よろしくお願いします!」

「こ、こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございます。」

そうやって言ってくれたことが嬉しい。

「私のことはリサって呼んでください!」

「じゃあ私も莉緒って呼んでください!」

二人でお互い自己紹介をしながら会場に向かうとだいぶ人が集まってきている。

リサが同い年であることを知って、

お互い呼び捨てで敬語なしになった。

友達になれたらいいな。