君を輝かせるのは私だけ。


ヒヤヒヤしながら、

バレないように必死に取り繕う。

「なんか赤くなってるというか、引っ掻き傷みたいになってるけど…」

食堂の方の手が止まる。

まずい、変な空気だ。

「莉緒、なんかあった?」

けんくんまで…

私はいつも通り笑う。

「何にも!寝てる間にかいちゃったのかな?」

白々しい私の嘘に2人は納得いかない表情を見せたけどそれ以上何も言ってこなかった。

ふぅ…気をつけないと。

みんながご飯を食べ始めて、私も自分のを用意して食べ始める。

一番端の席でデータと睨めっこしながら食事をする。

時間が足りない。

今日中に食事メニュー出して、練習メニューの確認もして、

今日のデータ取り直して、

けんくんの身体のケアして…

もぐもぐと食べながら考え事をしていたから、

食堂の人が宮本さんに今日の出来事を話していることなんて気づかなかった…