君を輝かせるのは私だけ。


ーパンッ

乾いた音が響く。

左頬にじんじんとした痛み。

「ちょ、やりすぎ「うるさい!輪を乱さないでくれる?それともあんたの言う世界一は輪を乱して成し遂げるものなのかしら?」」

鼻で笑われて、

席を立つ。

「次の集まりまでせいぜい1人でやって苦しめばいいわ。」

そう言って2人抜けてしまう。

「だ、大丈夫?」

心配そうに私のそばに寄ってくれる1人だけ残った。

「…すみません、大丈夫です。生意気をすみませんでした。」

「あの、さすがに全員のメニューを分けるのは…」

「…そうですよね。でも、一週間やってみます。巻き込んですみません。1人で頑張ってみるので、行ってください…」

「でもっ」

「大丈夫です。もし私が皆さんの意見でこの合宿以降去ることになった時、私に加担すると居心地悪いじゃないですか!」

私は笑って立ち上がる。

「心配してくださってありがとうございます。必ず1週間は選手たちの栄養管理を守り抜くので…あなたに迷惑かからないようにします。」

相手は何かいいたそうだったけど、

ごめんなさい…と小さく言って、食堂を出て行った。

…これは自業自得だなぁ。

言い方というか伝え方を間違えてしまった。

だって今まで選手の栄養管理をしてくださった人たちに感謝も示さず自分の意見を言った。

…これじゃダメだ。

あとで一人一人謝りに行こう。