君を輝かせるのは私だけ。


毎回一週間のメニューを詳しく決めるために週に一度朝に集まるんだけど…

「…では、このメニューでいいですか?」

みんな同じメニューの方がそりゃ作る方からするといいんだろうけど…

でも、量はせめて変えたいし、

できたら目指す身体の状態や練習メニューとの兼ね合いで一人一人変えたいところではある。

「あのっ、できたら一人一人違うメニューがいいんですが…」

「…何言ってるの?食堂の方の手間を増やすつもり?そんなの対応し切れないわ。」

「じゃあせめて量は一律から変えたりできませんか?」

「…あのね、理想ばかりじゃできないことの方が多いの。若いからわからないだろうけど。」

理想が高いのも、それをこなす大変さだって理解はできる。

でも、

「でも、並なことじゃ、世界一になれないと思います。」

生意気を言うけど、

私は関わるなら世界一を目指したいし、

けんくんの思いも宮本さんの思いも叶えたい。

クスクスと笑う人もいれば、

驚いた顔で私を見る人もいる。

「じゃあ好きにすればいいじゃない。あなた1人で。食堂の方も納得させられたら…ね。そのかわり私たちは責任を負わないわよ?」

「私1人でやれと言うならやります。でも話し合いたいです。責任を負わない、なんて、選手は食事の管理を私たちに一任してくれてるんですよ…」

なんだか泣きたい気持ちだ。

世界一は、みんなの共通の目標ではないのかな。