みんなに全て話して、

そのあとはみんなであおにお疲れ様とお礼を言おうって前向きな話をして、

いい仲間だなぁと思った。

心から。

そのあとはそれぞれがインタビューだったり生放送出演だったりをこなして、

ようやく身体が空いたのが夜の一時。

もちろんこんな時間に病院に行けなくて、

面会時間もあるから帰ってきていたリサちゃんの元にみんな集まる。

「血は内出血のが皮膚が耐えきれなくて滲み出たというか、そういう感じみたいで、えっと、色々教えてもらったんですが、すみません、正直全ては頭が回らなくて。」

「あおは?目が覚めた?」

「一度目が覚めたんですが、まだ熱も高かったのでぼーっとしてて覚えてないと思います。でも、先生いわく、熱が下がれば車椅子が条件で退院していいそうです。」

「足は?」

少しホッとしたけど、

重要なことを聞く。

緊張感が張り詰める。