その俺の答えに、
健さんは、
「ん、」
とだけ返事して先生に頭を下げる。
俺と渉も立ち上がって同じように頭を下げる。
「兄としても全日本のキャプテンとしても、間違えてるかもしれません。でも、あいつのことをよろしくお願いします。最後まで、なんとか走りきらせてやってください。」
先生は、
しばらく間を開けて、
「補償はできません。でも、全力でサポートさせて戴きます。」
と答えてくれる。
あお、君の熱に当てられて、
たくさんの人が俺たちの夢を支えようと本気で向き合ってくれてるよ。
これは、もう、
走り抜けるしかないね。

