君を輝かせるのは私だけ。

試合が始まってしばらくすると、

いつも通りすぎるあおに、

渉がマイクとかテレビの映像がこっちを向いて無いのを確認して耳打ちしてくる。

「あおさん、足本当に怪我治ったんですか?いつも通りすぎて最強すぎないですか…?」

うん、いつも通り。

むしろいつもより動けてる。

けど、

「動きはいつも通りかそれ以上に見えるけど、見てみなよ汗の量。あおはいつも動き回るけど結構差し引きが上手いというか、上手く休憩するからそこまで息が上がったりしてないけど…」

「あ…たしかに…まだ2セット目ですよね、大丈夫ですかね」

そもそもあの足でバレーをするのが大丈夫じゃないんだけどね、と苦笑いする。

いつもより汗をかいて上がってる息。

肩呼吸のあおは珍しい。

由香もいつも以上に暴れてるけど、

少し心配そうに見てる。

リサちゃんはベンチには入らないからカメラマンと同じ位置でカメラを構えてるけど、

心配そうに見つめてる。

「大丈夫なわけないけど、大丈夫だよ、あおなら。」

その俺の言葉通り、

その後も日本は勝ち上がっていく。

あおの足は日に日に色がすごい色をしてきて、

腫れもひどくなってると入院した時からお世話になってる先生が報告にうちの部屋によってくれた。

健さんはため息をつく。