きゃんきゃんと渉と祐真さんがけんくんに抗議してるけど、

けんくんは悪気もなくケロリという。

「味方は多いに越したことないし?俺としてはトオルもずっと知ってるし莉緒を任せてもいいかなって?」

その言葉に祐真さんと渉は目をまん丸にして、

「なんて人!あお、捨てないで〜」
「こわ!健さんこわ!あおさんは俺らが守るんで!あおさんこっち来てください、こっち!」

と私の前に立って、

トオルさんを追い払おうとする。

なんだか愛犬が必死に守ってくれてる気分。

…とても愛おしく感じる。