君を輝かせるのは私だけ。

そこから数日たったけど、

いつも通りで、いつも通りじゃない私たち。

バレーの会話はするけど、

他は特に話すこともなく。

「莉緒、いい加減にしろよ?自分でわかってんでしょ?」

けんくんに言われて、

視線を逸らす。

「莉緒、今回のはお前が悪いからな?ちゃんと謝れよ、」

「…」

「返事」

「…できたら…」

そう返すとデコピンされる。

けんくんはため息をついて、

バレーの映像を見る私の隣に座る。

「…なにが引っかかるの。」

「…」

なにが、と言われてどう返せばいいのか。

「その莉緒の自信なさすぎるのはやっぱり俺のせい…かもな。」

けんくんの言葉の真意がいまいち分からなくて首を傾げる。

なんでけんくんのせい?

「とりあえず、お前は俺が1番すごいと思うやつで、祐真も尊敬する人を、悪くいってんだからな。祐真もそれは怒るよ、大好きな人のマイナスなこと言われたら。」

「でも、」

「じゃあ周りが祐真の愚痴を言ってたら?渉を貶してたら?俺を叩いてたら?」

「なにも知らないくせに、って悔しく思うし、そんなことない、私の好きな人バカにすんなって思う…けど。」

「ね、そう言うこと。今日、リサちゃんと渉とご飯行く約束してるから祐真と仲良くやれよ。」

そう言って立ち上がろうとするけんくんの袖を掴む。

「…やだ、わかるけど、わかるけど、…2人は無理だよ、」