君を輝かせるのは私だけ。

「ちょ、あお、にげんな!」

「あ、こら、祐真、まてって。」
「あ、あおさん!?祐真さん、ちょ、落ち着きましょう?」

けんくんと渉が慌てて祐真さんを止めてくれる。

「祐真さん、この話もう二度としないです。すみません、仲間として隣にいさせてください。」

最後にお辞儀して、自分の部屋に自分の分の食事を持って戻る。

後ろから祐真さんの声が聞こえたけど、

振り向くと必ず逃げられなくなるから。

まっすぐ自分の部屋に戻って鍵をかけた。

「…ふぅ。…最悪。」

もちろん自分に対して言った言葉は、

誰に受け取ってもらうわけでもなくこぼれ落ちた。

…また暴走した。

気をつけないと…
 
明日からは今まで通り。

だから少しだけ、今日だけは。

前涙を流した時は祐真さんが泣かせてくれたんだなぁ。

ボーッとただただ座って、

置いてあるバレーボールをみる。

涙は流れない。

泣きたいのに。

気付いてた。

認めないように、これ以上はだめ、

そう思えば思うほど、その時点でもう戻れないとこにいた。

私の初恋なんだけどなぁ。

たぶん、春高での彼をテレビ越しで見てからずっと。

ずっと彼は私の気になる人で、

代表になってけんくんから話を聞けば意外な一面がみれてさらに興味が出て、

そして、一緒にバレーするようになってさらに惹かれて。

たぶんどうしたらいいかなんてわかってるのに、

ただ怖いだけなんだ。

この手を伸ばしてその手に捕まるのが。