俺様天使の助手になりまして


 アクマ天使に強く頷いて見せる。

 堕天使はゲームキャラとか物語の中で見たことがある。けれど、本当にいるってことが不思議で怖い。実在してるって言えば、目の前にいるアクマ天使もそうなんだけど。

「今天界は、この件でゴタゴタしている。大天使たちは犯人探しをし、俺たちは見つけ鳥を使って玉を探す役目を担った」

 アクマ天使は『愛』の精玉をチカチカ光る白い袋に入れて、私に向き直った。

「シンドウアカリ。改めて、お前を助手に任命する。しっかり頼む」

 アクマ天使の手の平が私の頭の上に翳される。すると、左手の印がピカーッと光って広がっていき、体全体が包まれた。

 その後いろんな話をして、アクマ天使に家まで送り届けてもらった。ばさばさと羽ばたいて帰っていく姿は、夜の闇の中で光り輝いている。

 流れ星みたいに余韻が残って、とても綺麗だ。これが、普通の人には見えないのは不思議だ。

「とんでもないことに巻きこまれちゃった」