俺様天使の助手になりまして


「えっと? ね、つまりどういうことなの? どうして出来ないの?」

 アクマ天使の方を見て、袖をツンツン引っ張った。

 任務遂行しているのに、どうして出来ないの?

「ったく、アルバルク。コイツに理解できるように、もっと分かりやすく言え。俺達が出来るのは、人間に混じって生活するために造る最低限の記憶操作と、回収した時に出来た記憶や起こった事象のリセットだけ。玉を回収できなきゃ、何も出来ねぇってことだ」

「そう。僕らは、たくさんの制限を受けてるんだ。だからそれ以外のことをやる時は、上に申請しないといけないんだよ。今日使った、警備員の動きを止める術は、今朝やっと許可が下りたとこさ。全く面倒極まりないよ。なんとかしてくれよ、リクトール」

「規則ってのは、秩序を乱さない為にあるもんだ。きちんと守れ。つーか、俺に言うな」

 そっか。天界にもいろんな規則があるんだ。

 地上に降りた天使がやりたい放題したら、世界がおかしくなっちゃうかもしれないもんね。

「じゃあ、弓矢を使わないのも、制限されてるから?」