色になる君


もう一回、ベッドに転んで少し経った後
月緋君に尋ねた。   



「私のこと聞いて、どう思った?」





「すごいな。って。」



「色が見えないのに、すごいって思ったの?」




「俺は大智さんから夜空の症状を聞いただけで、何でこうなったのかとかは知らない。でも、前向きに生きようとしてるのは、お前のこと見てればすぐ分かる。誰にでもできることじゃないよ。」





何だろう。私が今まで求めてた言葉を
ストレートに言ってくれて、





私のことを受け入れてくれて、

 

月緋君と知り合って少ししか経ってないのに



私にとって彼は、とても大切な人だ。



はっきりとわかる。




「私のこと、しっかり分かってるじゃん。」





「急に上から言うな。寝ろ。」





こんな風に、相手に茶化し入れたのなんかいつぶりだろう。



心が軽くて、あったかくて、



安心して私は、深い眠りについた。




千花もきっと、大丈夫だよね?