色になる君


千花に手を引かれ化粧室に連れてこられ




「ちょっと待ってね〜。んーと、
夜空ピン持ってる?」




「あ、うん、持ってる。」




ピン渡すと、なにやら私の髪をいじり出した
千花。 
 



「よっし!できた!」




「え!すご!」




結べないはずの私の髪が、綺麗にお団子になっていた。




「私、妹の髪の毛よくいじってるからこういうの得意でさ。さ!可愛くなったし、次は腹を満たすぞー!!」




「千花って妹いたんだね!知らなかった。」



そういえば、高校入ってから、ずっと一緒なのに千花の家族事情とか全然知らない。





私が自分のことばっかりで、手いっぱいだったから、人のこと聞く余裕なかったんだな。




「えっ?!あー!私のことはいいのいいの!!ほら、行くよ〜?」




あれ?何か一瞬、千花が焦った……?ような。



気のせいか。
そんなことより、もっと気になることが……。