色になる君


「ってあれ?夜空水着は??」


「それ月緋の服じゃん。」


「俺が貸した。」


「その方が落ち着くかなって。」


「もうお前ら2人付き合ってるみたいだな。」


「え?!」


び、びっくりした。
ちらっと、月緋君の方を見ると少し鋭い目つきで空君の方を見ていた。



空君は空君で、月緋君の方を見てるし、


な、何このムード。


「せ、千花と空くんも腕組んで帰ってきたから、付き合ったのかなって思った!ね?」



「あぁ、あれは無理やり私が組んだ感あるけどね?」


少し寂しそうにつぶやく千花。



この空気をどうにかしないと……と思っていると、後ろからインストラクターのお姉さん達がやってきた。



「こちらが記念品になります。あと、記念写真もこちらのフレームに挟まさせて頂きました!」



「あれ?写真なんていつ撮ったっけ??」


「実はクルーズ中にフォトスポットがありまして、そちらのお写真になります!」


写真と記念品を受け取り、どんなものなのか見てみると、見事にギュッと寄り添って
笑いあっている私と月緋君が写っていた。