色になる君

「太陽は、俺が今まで見たことないくらい明るくて、中央はひまわりみたいに黄色い。めちゃくちゃ鮮やか。外側に行くにつれて、オレンジになっていって、すげぇ迫力。」



ジェットバイクで体はグングン前に進んでいくのに、


月緋君が一言一言、ゆっくり耳元で話してくれる言葉に、わたしの心はピッタリくっついつ離れなかった。



「キラキラ日差しが反射してる海には、
ニモみたいな魚も見えるし、ブルーベリーみたいな色の魚もある。」



「ブルーベリー??!ふふっ。」



「しょ、しょーがねーだろ!思いついたのがそれだったんだよ。」


月緋君も自分が言ったことに少し笑っている。

 
私はもっと景色が気になって、月緋君に

「それでそれで???」


と急かして聞いた。


「夜空にも見えるものあるぞ。」


「え??」



月緋君が、私の肩から手を離して
空を指さした。