色になる君


インストラクターのお兄さんの流れに乗せられ、話を聞くと


カップルコースの方が、乗っている時間も長く、記念品も貰えるらしい。

 

「どうされます???」



千花、空君と2人になる時間が欲しいって
言ってたよね。



ちらっと月緋君の方を見ると、
月緋君も空君と千花の方を見ていた。



「おい、これって空気読むべきか?」


「月緋君は、私と2人で大丈夫?」


「まぁその方がよく面倒見れるし。」


「ちょっと、年下扱いしてる??」


「冗談。俺は2人でいいよ。」


みんなに聞こえないように、密談を終えた
私たちは、



「じゃあ、カップルコースで。」

 
「はーい!了解しました〜!
残りのお二方もよろしかったですか??」



「え!千花は、俺と2人でいいの??」



「私は、むしろそっちの方がありがたいというか……。」
  


「そうなのか??」



これだけはっきり言えば、このジェットバイクで2人が結ばれるのも、時間の問題なのかも。



「夜空、月緋君ありがと〜!」


空君に聞こえないよう、口パクで
私たちの方を向いて、お礼を言っている。



「頑張ってねー!!」



私も口パクで返し、私たちは二手に分かれて


ジェットバイクの旅をスタートした。