色になる君

「夜空には、受け入れる準備ができるまで事件の全貌は、言わないことにしたの。
だから、いつかあなたが成長して、
心に余裕ができて、知りたいと思ったら
言ってきてね。



正直ね、私は、知らないままでもいいと思う。

無理に知ろうとしなくても、お姉ちゃんも、分かってくれるわ。


天国で、今頃ひいおばあちゃん達と再会してる頃じゃないかしら。」



私が事件後に、お母さんから言われた言葉。



「無理して、全てを知ろうと思わなくていいよ。

ゆっくり、家族みんなで心の傷を
治していこう。

お姉ちゃんも、天から見守ってくれてるぞ。」


お父さんが、私にかけてくれた言葉。



「俺も、あの夜のことは何も聞きたくなくて知らないんだ。

だから夜空も、知りたくないなら
心の奥底にしまっとけばいい。

そんなことで、姉貴も怒らないよ。
俺らで、姉貴の分まで一生懸命生きよう。」



お兄ちゃんが、私にかけてくれた言葉。