色になる君

千花の手には次から次へと、キラキラしたコスメたちが。



「鏡見るのは、完成してからね〜!」



と言われ、ただただ千花の言う通りに


目を閉じたり上を向いたりして、



本当に、自分でやったのは、まつ毛を上げたことぐらい。



「やっぱり、夜空は大人っぽい顔立ちだから、今日はあえて、みんなに可愛いって思ってもらえるように甘めで、うん!甘めでいくよ〜!」



「変じゃないよね?大丈夫だよね?!」



「あんた可愛いんだから、安心して!」



可愛い千花に言われてもあんまり
自信ないよ……。



今日の千花は、私が見てもわかるくらい
ほんっとうにかわいい。



メイクは詳しく分からないけど、いつもと雰囲気が違うのは明確に分かる。



髪の毛も、綺麗に巻かれていて
さらにハーフアップのお団子には
可愛らしいリボンが巻かれている。



可愛いなぁ。