「ふー、ふー」
「はぁ…」
「ははっ、やるねぇ聖良ちゃん」
「でもそろそろ決着をつけようか」
シャキンッ
ナイフねぇ…
真梨さんを助けに行った時も…
「聖良、もういいって!」
「はぁ…ここまで来てやめるわけ」
「ないでしょ!!」
ドカッ
くっそ…ナイフは離さねぇか
あのナイフどうするか…
ズキッ
「いっ…」
今更…?
真梨さんの時に刺されたところがすこし痛む
もうとっくに治ったはず…
「あれぇ、痛むの?」
「もしかしてそのおさえてるとこ」
「俺が前に刺したところなんじゃない?」
「前に…?刺した…?」
「おい、聖良!」
「ふっ…」
「こんなんじゃ私は負けないから」
「もー、姫になればいいのに」
「そんなになりたくないなら」
「はやく終わらせるしかないもんねぇ?」
ドゴっ
ドカッ
「ごほっ」
「ふっ、俺のかち…「ばーか」
「なっ!」
ドガっ
バーン
「はぁ、はぁ」
勝った…
「龍牙の総長さんよぉ…」
「これ以上無意味に人を傷つけるな」
「なんにもならねぇんだよ」
「人殴ったから蹴ったからってストレスは
発散されない」
「それを私は学んだの、この体で」
「あんたのその強さをもっといいこと人助け
に使うの」
「そうすればあんたも助けられた人間も、
幸せになれるから」
「うっ…」
「あとはお前次第だけど」
「私の言葉があんたに響いてくれたなら、
私はすっげぇ嬉しいかな」
「ちっ…」
「行くぞ…」
ぞろぞろと龍牙のやつらは帰っていった
「はぁ…」
「「聖良!!」」
私はその場に座り込んだ
「聖良…」
「なに無茶してんだよ!」
「無茶なんか…」
「俺らを守ってくれたのは嬉しいけどよぉ」
「もっと自分のこと大事にしろって」
「うん、ありがとう」
「…怪我の手当てしようぜ」
「せーちゃん、こっち」
「ありが、と…」
「聖良!」
立ち上がった瞬間足の力が抜けて倒れた
そしてそのまま私の意識は遠のいた
