「玲ちゃんお待たせ!」
「わぁ…」
「た、たべていいの?」
「もちろん!待たせてごめんね?」
「大丈夫…」
「いただきます」
「…おいしい!」
「ほんと!よかったぁ」
チラッと私の隣に座ってる蓮の方をみると
やっぱ怒ってる…
「あ、あの聖良ちゃん…」
「ん?」
「もし…ダメじゃなかったらまた今度…
作ってほしい、な…」
「私でいいの?」
「聖良ちゃんがいい…!」
「嬉しいっ…いつでも呼んでね!」
「うんっ…!」
こんなに喜んでもらえるとは思ってなかった
から嬉しいなぁ…
ガタッ
蓮が立ち上がった
蓮のお皿を見ると…
ない。
え、もう食べ終わったの?はやくない?
なにかを言いたそうに私の顔を見てから
キッチンにお皿を片付けにいった
「ねぇ聖良ちゃん」
「ん?」
「お兄ちゃんなんか怒ってる?」
「えっ、あ、私がちょっと怒らせちゃって」
「たいしたことじゃないから大丈夫だよ」
「っ…」
「困ったことがあったら玲にも相談してね」
「お兄ちゃんってちょっとムズかしいところ
あるから…」
「ありがとう、玲ちゃんは優しいね」
「そんなことっ…」
「人のためにしてあげられること、自分が
できる範囲でいい」
「無理をすることはない」
「でも手を差し伸べてあげるだけで救われる
人は必ず1人でもいる」
「だから、身近な人でいい」
「玲ちゃんもいろんな人救ってあげてね」
「うんっ!」
「って、私急に変な話を…」
「でも今の玲ちゃん…」
「いい笑顔」
「その可愛い笑顔だけで救われる人もいると
思うよ、がんばってね」
「ありがとう」
