「お、おじゃまします」
「おう、てきとーに座ってて」
「うん」
やっぱどこかいつもと違うんだよな…
「おまたせ、お茶しかなかったけど」
「うん、ありがと」
「…」
「で?どうしたんだよ」
「…あの、ね」
「おう」
「私がいつもお世話になってる佐々木さん」
「なんとなくでも名前聞いたことあると思う
んだけど」
「その佐々木さんから言われたことで…」
「ちょっと嬉しいこと…?」
「おう」
「ま、まぁそれでね?」
「私のこと優秀だって上の人と話してくれて
いたらしいんだけど」
「少しの間アメリカに行かないかって…」
「少しだから1年半か2年くらいなんだけど」
「私が英語だけできるの佐々木さん知ってる
から」
「ちょうどいいって」
「なるほどな」
「聖良はどうしたい?」
「私は…」
「人を助けたいって気持ちはもちろんある」
「だから私が助けてあげられるならアメリカ
の人も助けてあげたいとは思う」
「でもやっぱ蓮と離れたくないしこの仕事は
副業みたいな感じで続けたい」
「本業にするとしても日本でいいかなって」
「もちろんアメリカに行けばまた学べること
はあると思うけど…」
「俺もアメリカ行こうか?」
「えっ…」
「アメリカ行って人救いたいなら俺も行って
いいならついてくけど」
「いいの…?」
「あたりまえじゃねぇか」
「俺も可愛い彼女と離れたくねぇしな?」
「なっ…」
聖良の顔が真っ赤になっていく
「かーわい」
「う、うるさい」
「ふはっ」
「実は」
「俺の親戚海外旅行系の仕事やっててさ」
「外国とか金さえあれば行けるんだよね」
「そうなの?」
「ほんとに蓮も来てくれるの…?」
「おう」
「やった…佐々木さんに連絡しとく!」
「ったく…元気がねぇのはこれかよ」
「だって…」
「お前どんだけ俺のこと好きなの?」
「はっ、はぁぁ!?」
「なに、違うの?」
「ち、ちがくはない、けど…」
だんだん聖良の声が小さくなってく
「はぁぁ〜」
「なんでため息つくのよ!」
「お前が可愛すぎるんだよ」
「なっ…」
「ふっ、聖良ってすぐ真っ赤になるな?」
「う、うるさい!」
「ふはっ」
