お前、俺を誰だと思ってんだ




李梨沙にあとを任せていつもの場所に
急いだ




「佐々木さん!」




「ありえ!ほんとにすまない」




「いえ、なにがあったんですか?」




「実は俺の娘が…」




娘…?真梨さんだっけ




「龍牙に…」




「龍牙って…!」




「そうだ」




「知らない人は少ないだろう…」




「暴走族…」




「なんであいつらに…」




「俺もよくわからない」




「最近話してやれてないからな…」




「そうなんですか…」




「って落ち込んでてもダメですね」




「はやく真梨さんのところへ!」




「それが居場所がわからないんだ」




「俺は焦ってしまってなにも考えられない」




「だからありえを呼んだんだ」




「情けない…ほんとにすまない」




「大丈夫ですよ、」




「それで、なにか手がかりは?」




「これなんだが」




佐々木さんが見せてくれたスマホの画面には
いろんな文字が書いてある




なんだこれ…




落ち着け、真梨さんをはやく助けろ




「あ…」




「佐々木さんわかりましたよ」




「ほんとうか!?」




「えぇ、場所は西にある龍牙の倉庫です」




「西だな、わかった」




「龍牙の居場所が分かった西の−」




居場所はわかったけど警察なんかがぞろぞろ
行ったら逃げられる




「佐々木さん、私が行きます」




「警察は近くで待機でもいいですか」




「なにを言ってるんだありえ!」




「暴走族のトップだ」




「なにをしてくるか!」




「佐々木さん」




「っ…」




「警察の方が集まりそれがバレてあいつらが
 逃げる可能性も考え、私1人で行く方が
 いいでしょう?」




「警察は近くで待機していただければ、
 私が危険な状況でも助けに来れますよね」




「私は黒崎聖良です」




「ありえですよ」




「…無理をするな」




「これは私の責任でもある」




「ほんとうにすまない、ありがとう」




「いえ、では行ってきます」