保健室行ってからも聖良はすぐ寝た
寝不足か…?
こいつ普通じゃ言えないようなことしてんのか?
だとしたらなにやってんだろ…
「ん…」
お、起きたか?
「んん…?」
「はよ」
「んー、ん!?」
「蓮!?」
「おう、なんだ?」
「え、なんでいんの」
「なんでってここ俺の家だし」
「あ、そういうこと…」
「…え?」
「今なんて…?」
「ここ俺の家」
「えぇぇぇぇぇ!?」
「なんで!?なんで!?」
「ごほっごほっ」
「お前の家しらねぇし、39度もあったら
1日じゃなおらねぇだろ?」
「ずっと学校にいてもあれだから連れて帰っ
てきた」
「てかお前まだ治ってねぇんだからそんな
大声出すなよ…」
「だからって…」
「元気だから大丈夫!」
ほんとかよ…まったく
「あ、今何時?」
「今?16時」
「16時…か」
なに時間なんて気にしてんだ?
「…私帰るね」
「は?なんで?」
「え、なんでって…」
「ずっとここにいるのも迷惑だし?」
迷惑だったら連れてこねぇよ…
「…言えないこと?」
「え…?」
「いや、いい」
「あーそんなことより」
「…?」
「お前、李梨沙から待機命令でてんぞ」
「えっ!?」
「ほら」
俺のスマホを聖良にみせた
俺と李梨沙のトーク画面
『聖良に待機命令だしておいて!』
『多分勝手に動き出すと思うから』
『だからちゃんと見張っといてよね!』
『36度になるまで運動禁止』
『安静にしてないと知らないよ』
『あ、あと聖良はゼリー好きだから!』
『よろしく!!』
「な、なにこれ…」
「なにかあったときのためにって連絡先
交換したらこれ送られてきた」
「つまり、お前は熱が下がるまでここにいる
こと」
「いやいや、わたしもう元気だから!」
はぁ…?さっきよりは治ったかもしんねぇけど顔色めちゃくちゃ悪りぃぞ?
「なに言ってんだよ」
「めっちゃ声出してるけどそれも嘘だろ」
ちょっと息荒いしな…
「内心辛いんだろ?」
「っ…」
「声は出せても顔色までは変えらんねぇよ
な?」
「うっ…」
「どんな嘘でも俺にはお見通しだから」
「で、熱測るからじっとしてて」
「うん…」
これで逃げださねぇかな…?
聖良が寝てる間に食いもんとか全部買ってきたし
「あ、あのさ」
「あ?」
「ありが、と…」
熱のせいか顔を真っ赤にして俺の顔をみてる
なっ、
「お、おう…」
なんなんだよ…
「蓮…?」
「っ…うるせぇこっちみんな」
自分でもわかる
俺今絶対に顔赤い
なんでなんだよ…
わかんねぇ…
