「もう我慢出来ないんだけど」

「今までもそこそこキスしてきたじゃんか」


と、私は少し意地悪をする。

今いつもと違う唯人を見る事が出来ている。

だから、もう少し見ていたい。


「足りないんだけど」


そう言ってまたグッと私に近づいて噛み付くようにキスをされた。


「っん……、まっ…て」

「なに」

「っあ、明日仕事だから早く寝なきゃだし、お腹空いた」


そう、私たちはまだご飯を食べていません。