私は死に焦がれた。



誰もいない部屋の中。



ベッドにスマホを投げ出し枕を濡らす。



私の声は誰にも届かない。



そして、誰の声も聞こえてこない。



私は一人の世界に沈んでいく。



"死"は私をこの孤独から救済してくれる。



"死"'は私をこの寂しさを消し去ってくれる。



でも、できない。



私は人間らしい"生"を感じていたいから、



その裏側にある"死"に思いを馳せているだけなのかもしれない。