春の緑に青が混ざると【完】




私は再びうたた寝しようと帽子で顔を隠した青志さんをよそに、課題曲の練習を始めた。


オーボエの音色は、我ながら心地の良い音を奏でると思う。


スウっと心の中のモヤモヤが浄化されていくような。


小一時間練習をし、楽器を片付けようと思ったら、ムクッと起きた青志さんと視線が絡んだ。