はい、っと雄が呟いてまた私を押し倒す。
腕が動かない。瞬時に意味を悟った。

「雄っ! これって……」

「もう逃げられねえよ」

今まで見てきた雄の顔とは全然違う。野生獣みたいだった。私は雄がオトコだったことを改めて思い直す。

「やめ……っ……んっ」

キスで塞がれる。だんだん深くなって……。意識が飛びそうになるがすんでのところで防がれる。
口から唾液が出てきたとき、ついにブラのホックが外された。
パチンッという音が響く。