「美湖〜おはよぉ〜!」
「莉沙おはよぉ〜」
彼女は私の中学からの親友、水内 莉沙(みなうち りさ)
私が中学入学した時、1番最初に話しかけてくれてそれからずっと仲良くしてくれてる優しい子なんだ
「美湖どうしたの?なんか疲れてない?」
「莉沙〜聞いてよ〜」
「うん、聞くよ?で、どうしたの?」
「朝起きたら翔が、翔がぁ」
「え?翔?あ〜美湖のむっちゃかわいい猫ちゃんね、で、翔くんがどうしたの?」
「人間になってた」
「ん?もっかい言って?」
「だぁかぁらぁ、翔が人間になってたの!」
「へぇ〜、翔くんが人間にね〜、ってえ"え"え"?!どうゆうこと?」
「わからない、朝起きて、翔〜って呼んでも来なかったから、ドア開けて見に行ったら人間になってた」
「はぁ?意味わかんないんだけど」
キーンコーンカーンコーン
「あ、ホームルーム始まる、また後でちゃんと聞かせて!」
「う、うん!」

「はい、皆さんおはようございます。今日は転校生を紹介します」
みんな、「え?そんなの聞いてないよ?」って騒いでる。私はそれどころじゃないのに、、、
「はい、入って〜」
(それにしても誰だろ?こんな時期に来るなんて珍しいなぁ)
「はじめまして」
(うっわ、ちょーイケボじゃん)
チラッと見るとそこには
「え?!翔?」
「あ、美湖ちゃん」
「お?お前ら知り合いか?」
「あ、いや、知り合いというか、なんというか」
「一緒にす…んんん」
「あはははは どうしてここにいるの?」
小さい声で尋ねてみた
そしたら
「え?美湖ちゃんが心配だから、人間になって、学校に来ただけだけど?」
「はぁ?まぁ後で聞くから余計なこと言わないでよね?」
「はぁい」
「まぁとりあえず桜坂、自己紹介して」
「あ、はい、桜坂 翔です。はじめまして
仲良くしてくれてると嬉しいな」
ニコッと綺麗に笑ってクラスの女子たちがキャーキャー言ってるよ
「じゃ〜桜坂 美湖の隣空いてるからそこ座れ」
「はい」
キーンコーンカーンコーン