──放課後。
午後の授業を終え家に帰った私は、早速途中やりにしてた【リソウカレシ】をスマホで開く。
…確か見た目は決めたんだっけ。
アプリを立ちあげると、完璧に私好みの見た目の男の子キャラクターが左半分に現れた。
──うん、いいかんじ。
次へ、と書かれたボタンを迷わずタップする。
これで完成かと思いきや、切り替わった画面にはたくさんの空欄が写っていた。
1番上に可愛らしいフォントで、『アナタのリソウカレシの性格を出来るだけ細かく、たくさん書いてください。どんなくだらないことでも構いません』と書いてある。
下にスクロールしてみると、空欄は全部で20個あった。
でも20個目の空欄のすぐ下に《もっと書く》のボタンがあるから、たぶんいくらでも増やせるんだろう。
「…性格、かぁ」
少しだけ迷ってまずは、【優しい】と打ち込む。
優しいのは大前提だ。優しくて大人っぽくて、かっこいい人。
というわけで2つ目の空欄には 【落ち着いている】と打ち込んでおいた。
それから未菜美ちゃんに言ったことが嘘にならないように、【初対面の人が苦手】とも打っておく。
あとは────……【猫が好き】【エスコートが上手】【話し上手】【聞き上手】……。
思いつく限りに打ち込んでいくと20個なんてあっという間で、結局いくつか空欄を増やして書くことになった。
──最後に【私のことを愛してる】と打ち込めば完璧。
それから次へ、のボタンを押すと、ぱっと画面が切り替わった。

