リソウカレシ



「……考えたってわかんないし、試しに1回【リソウカレシをつくる】ってやつ押してみない?」


結愛ちゃんのその一言には何となく躊躇う私。

カレシを作る、なんて変な表現だ。

理想の彼氏と恋愛をするゲームじゃない。……育成ゲーム、なのかな?お好みの美少年を育てる的な。


「うん…」


それでもあの、『つくったリソウカレシは1週間以内に届ける』の文面が謎なままだ。

まさか人間が送られてくるわけないし…どーゆうことなんだろう。



あまり乗り気になれないまま、【リソウカレシをつくる】をタップしてみる。

画面が切り替わって、まずは柔らかい字体の説明書きが写し出された。



『【リソウカレシ】にようこそ!


このアプリでは、アナタだけのリソウのカレシを自分で作ることができます。

作り終えたリソウカレシは、限りなくヒトに近いアンドロイドとしてアナタのもとへ届きます。

それぞれのパーツを選んで見た目を確定したら、次へボタンを押してください』




簡単に説明を読み、それから結愛ちゃんを見る。


──アンドロイドって。



「アンドロイドって…アレだよね、人型のロボット。ロボットが送られてくるってこと?」


結愛ちゃんは眉をひそめてそう首を傾げた。


……やっぱり普通のゲームじゃない、よね。