真白くんの特別にしてよ。




……扇風機なら、私だって持ってるし。
言ってくれたらいくらでも貸してあげるのに。

更にモヤモヤしちゃって、思わずマシロくんの椅子を下からゴンッと蹴り上げた。


「うあっ……お前、ほんといい加減にしろよ」


まさか蹴られると思ってなかったのか肩を少しだけびくっと震えさせたマシロくんがさらにジト目で振り返る。


「マシロくんが構ってくれないから悪いんだよ〜だ」


自分で言うのもなんだけど、全ッ然かわいくない。
そうやって毎回反省しつつも同じ態度を取っちゃう自分に嫌悪…。

服部さんみたいに猫なで声でかわいらしい声で愛嬌のある子になれたら少しは女の子として意識してくれるのかな。
なーんて、そんなの演じてももう遅いか。


「休み時間になったら遊んでやるから、授業はマジメに受けろよな。もうすぐ期末だしお前頭わりーんだから」


少し意地悪っぽく笑うマシロくん。
そんな顔でさえかっこいいけどさ。

その言葉は嬉しいようで嬉しくないんですよ。
___全部刺さってるんですが。


いいもん、絶対あとでマシロくんに教えてもらうから。
だって、授業に集中できないのはマシロくんのせいだもん。