__今日も、マシロくんはかっこいい。
チャラいくせに、授業中は背筋がピシッとしてて。
なのにうしろの髪がいつもぴょんと寝癖がついてるのもまたかわいい。
「あちーな」
って小声で呟きながらシャツをつまんでパタパタあおぐ姿も、サマになっちゃうのが悔しい。
他の女の子が見てたら、くぎづけになっちゃうよ。
色っぽいなって男女構わず見てるかも…?
マシロくんをこうしてじっくり見れるのはうしろの席の私の特権。
むしろ後ろ姿は私が死守しなきゃ、なんて。
いちばんうしろの窓際なんて最高の席でしかないのに、更に前にはマシロくん。
クーラーは正直あんまり当たんないけど私の中では大当たり。
毎日心臓が何個あっても足りないくらいには、マシロくんを見るたびにドキドキで飛んでいっちゃいそうだ。
「……いてーんだけど」

