泣いて、凪いで、泣かないで。

「なんか、ごめんね。これ飲んでさっさと帰るね」

「あっ、いや、その...」


爽くんは何も間違っていないのに、私の意味不明な言動のせいで混乱させて誤解を招いている。

このまま帰しちゃダメだ。


「じゃあ、また」

「ちょっと待って!」