私は裏口から入り直し、テーブルにリュックを置き、畳んでおいたエプロンを身に付け、短い髪を2つになんとか結った。
一応いつも清潔感の演出をしている。
そして、雨で少し崩れたメイクを直して店に出た。
「いらっしゃいませ、後藤さん」
「はい、どうも」
「今日もカフェラテなんですね」
「ワシはこれが1番だからねぇ。これを飲むと落ち着くんじゃよ」
「そうですか。それは良かったです」
私はおじさんの代わりに後藤さんの話し相手になった。
いつもサーフィングッズを買いに来る人が少なく、暇そうにしているから、カフェのお客さんと座って長々と話し込んでいるのだけれど、今日は立派なお客さんがいるからそうもいかないからね。
「あの少年は美凪ちゃんの友達かい?」
「はい。波田野爽くんっていう、サーフィンやってる人で、私のクラスメートです」
「そうか、そうか」
ズズズズとまるで湯飲みのお茶を飲むようにカフェラテをすする後藤さんを見て、失礼ながら笑いそうになってしまった。
ちゃんと留まったけど危なかった。
「なかなか良い目をしておる。彼は将来有望じゃな」
うん。
私もそう思う。
なんか、ふわふわしてるところもあるし、喋り方ものんびりだし、大丈夫かなって思う時もあるけれど、自分のやりたいことをやっていて、夢や目標をしっかり持っていて、なおかつ実現するために必死に今を生きている。
その姿は本当に尊敬するし、素直にカッコ良いと思う。
一応いつも清潔感の演出をしている。
そして、雨で少し崩れたメイクを直して店に出た。
「いらっしゃいませ、後藤さん」
「はい、どうも」
「今日もカフェラテなんですね」
「ワシはこれが1番だからねぇ。これを飲むと落ち着くんじゃよ」
「そうですか。それは良かったです」
私はおじさんの代わりに後藤さんの話し相手になった。
いつもサーフィングッズを買いに来る人が少なく、暇そうにしているから、カフェのお客さんと座って長々と話し込んでいるのだけれど、今日は立派なお客さんがいるからそうもいかないからね。
「あの少年は美凪ちゃんの友達かい?」
「はい。波田野爽くんっていう、サーフィンやってる人で、私のクラスメートです」
「そうか、そうか」
ズズズズとまるで湯飲みのお茶を飲むようにカフェラテをすする後藤さんを見て、失礼ながら笑いそうになってしまった。
ちゃんと留まったけど危なかった。
「なかなか良い目をしておる。彼は将来有望じゃな」
うん。
私もそう思う。
なんか、ふわふわしてるところもあるし、喋り方ものんびりだし、大丈夫かなって思う時もあるけれど、自分のやりたいことをやっていて、夢や目標をしっかり持っていて、なおかつ実現するために必死に今を生きている。
その姿は本当に尊敬するし、素直にカッコ良いと思う。



