今も。
「みな、ごめんね。洗い物代わるよ」
「私、お腹いっぱいだから動くよ!洗い物は私に任せて」
急にやり取りが鮮明に聞こえてきた。
思い出したんだ。
美凪の存在を。
至って凡人で、存在感がまるでない空気のようなその存在を、
俺は今さら、強く感じた。
でも、もうパーティーは終わりかけていて、
色々なことが、
もう遅いって、
そう思ってしまった。
「みな、ごめんね。洗い物代わるよ」
「私、お腹いっぱいだから動くよ!洗い物は私に任せて」
急にやり取りが鮮明に聞こえてきた。
思い出したんだ。
美凪の存在を。
至って凡人で、存在感がまるでない空気のようなその存在を、
俺は今さら、強く感じた。
でも、もうパーティーは終わりかけていて、
色々なことが、
もう遅いって、
そう思ってしまった。



