泣いて、凪いで、泣かないで。

「それと、これもお願いできるかしら」

「これは...」


もう1つ渡されたのは"恋守り"と刺繍がされた手作りのお守りだった。


「これはね、美凪が病院で仲良くなった子が作ったお守りみたい。入院中でこれから検査して手術だから外出許可が下りなくてねぇ。結人くんに色々お願いしちゃってるけど、大丈夫?」

「大丈夫です。ぜひ、やらせて下さい。俺が美凪に出来ることなら、なんでもやります」


なぜなら、

俺はもう、

後悔したくないから。

美凪の想いを乗せて

繋いで

結んで

前に前に

進んで行きたいから。


「じゃあ、よろしくね」