泣いて、凪いで、泣かないで。

「今日はありがとね、皆」

「いえ」

「美凪ちゃんに会えて良かったです」


と、煌人。


「プレゼントももらっちゃったし、ますます頑張んないと、ですね」


波田野は志を新たにした。


「みーちゃんに会いにまた来ます!」


汐衣愛は涙を振り払ってそう宣言した。


「おれも、また来ます!」


と、煌人が言うと、


「えぇ!みーちゃんとこ来る前になっちゃんの家じゃない?」


汐衣愛が絶妙に切り込んだ。


「ちょっと汐衣愛!こんな場で不謹慎よ!」

「てへっ」


夏綺に怒られても、平気な顔をしている。

汐衣愛が本調子に戻りつつあるようだ。

汐衣愛のお陰で皆に笑顔の光が灯ったところで、今日は解散となった。

次に会うのは美凪の誕生日、

9月25日だ。

その日が海洋散骨をする日になった。

それまでには結月を説得してなんとか一緒にお別れが出来ると良い。

皆がぞくぞくと帰り出し、俺も帰ろうとしていると、おばさんに話しかけられた。