泣いて、凪いで、泣かないで。

「で、煌人くん」

「ありがとうございます」

「これが、しーちゃんで、これがなっちゃん」

「もしかして、これって...」

「うん!絶対そうだよ!」


ここまで見てきて俺もなんとなく分かった。

このラッピング袋の大きさに見覚えがある。

きっと、あれだ。

俺が遺品として預かることになった、あれだ。


「これが、ゆっとって書いてあるから、結人くんね」

「ありがとうございます...」


器用な美凪がよく作っていたもの、

それは......