泣いて、凪いで、泣かないで。

―――ピンポーン。


インターホンが鳴った。

時計を見ると午後4時30分。

やっと夕方だ。

そして、夜が来て朝になって、ぼーっとして昼になって、また夜が来る。

その繰り返しだ。

その繰り返しの人生の中に、美凪はもう......。


「結人!夏綺ちゃんが来てるわよ!ちょっと降りてきて!」