泣いて、凪いで、泣かないで。

「山内さん、私と約束してください」

「はい...。なんでもします...」


おばさんは山内さんの両手を包み込んだ。

そして、日だまりのような笑みを浮かべる。


「母親失格でも、死なないで下さい。私も死にません。美凪に負い目を感じるなら、その分生きて下さい。私も生きます。美凪の分まで生きます。絶対自ら命を絶ちません」