泣いて、凪いで、泣かないで。

おばさんは女手1つで美凪を育ててきた。

母親失格なんてそんなわけない。

美凪は...

おばさんが大好きだったから。

仕事をバリバリにこなし、笑顔を絶やさないおばさんが大好きだったから。

ちゃんと母親として美凪を遠くから見守っていたから。

だから、おばさん...

そんな顔しないでください。

また胸が、握りつぶされそうなほどに苦しく、痛くなる。

俺が目を瞑り、耳を塞ごうとすると、おばさんの声が聞こえてきた。